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Neurophet社、AriBio社と認知症治療薬のグローバル臨床試験に協約

 

2024年1月5日

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<AriBio社の代表取締役のジョン・ジェジュン氏(左)とNeurophet社の代表取締役のビン・ジュンギル氏(右)

脳疾患の映像AIソリューション専門企業のNeurophet社は、AriBio社と経口用アルツハイマー治療薬「AR1001」のグローバル第III相臨床試験への参与及び共同研究に対する協約を締結したと14日に発表した。

今回の協約を通じて、Neurophet社の脳映像分析技術をAR1001のグローバル第III相臨床試験に活用する予定で、特に認知症治療薬の臨床対象の患者群の判別を重点的に支援する。さらに、両社は臨床試験を通じて蓄積されたデータを活用して、共同研究や事業開発などの領域でも協力していく計画である。

Neurophet社は、アルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβたんぱく質が脳の細部領域別に沈着された程度を数値化する「ニューロフェット・スケールペット(Neurophet SCALE PET)」と、アルツハイマー型認知症患者の脳MRIで発見される非正常的な脳委縮及び血管の退化による白質変性を分析する「ニューロフェット・アクア(Neurophet AQUA)」を開発した。

一般的な臨床対象者を登録する過程では、核医学科の専門医が目視で脳の映像を読影するため、判断が困難になったり、長時間がかかることがある。

Neurophet社は医療スタッフがより明確な基準で判断できるよう、脳の映像を定量分析して客観的なデータを提供し、アミロイドの蓄積程度及び脳の萎縮、白質変性などの様々のデータを活用して脳の状態と薬物の効果との相関関係を科学的に分析できると期待している。

又、AriBio社のAR1001は、韓国のバイオ企業が開発した最初の多重メカニズム経口用アルツハイマー治療薬で、現状AR1001のグローバル第III相臨床試験「Polaris –AD」は計1,250人対象の研究を目指して順調に進んでいる。

2022年12月に米国FDAの承認を受けて先に患者への投薬が開始され、韓国でも国家臨床試験支援財団を通じて患者を募集している。中国及び欧州の8ヵ国も順次で第III相臨床試験を進める予定である。


AriBio社の代表取締役のジョン・ジェジュン氏は「今回の協約を通じて韓国企業であるNeurophet社がAR1001のグローバル臨床試験に参与することになり嬉しく考える。Neurophet社のAI技術を活用して高水準の臨床試験結果を確保する」とし、「多数の国家で同時に推進するグローバル臨床試験を成功的に仕上げて、認知症治療薬のグローバル市場でより多くの患者さんに治療機会を提供することが目標」と述べた。

Neurophet社の代表取締役のビン・ジュンギル氏は「認知症治療薬としてグローバル第III相臨床試験に進入することはすごく大きい意味である」とし、「AR1001の第III相臨床試験に当社の独歩的な脳映像分析技術が活用されることにより、臨床試験をより円滑で迅速に進め、今後は治療薬の効果も科学的に分析して臨床試験費用の節減及び臨床試験の成功率を画期的に向上させることができると期待している」と強調した。



※本件についてお問い合わせ事項がございましら、当ホームページの「お申込み/お問い合わせ」又は下記の連絡先へご連絡お願い致します。

 
部署名:SEOIL E&M 企画マーケティンググループ
TEL :+82)31-605-2039
E-mail : pl@seoilenm.com
ソース:韓国『医学新聞』http://www.bosa.co.kr/news/articleView.html?idxno=2214066