ニューロフェット社、「脳疾患克服への寄与」食品医薬品安全処長賞を受賞
2025年11月19日

ニューロフェット社が脳神経退化磁気共鳴画像法(MRI)画像分析ソフトウェア開発で、国民保健医療向上に寄与した功労を認められて、韓国食品医薬品安全処長賞を受賞する栄誉を手に入れた。
ニューロフェット社は11月19日、ソウル汝矣島CCMMビルで開催された「第9回未来幸福大賞」の授賞式で食品医薬品安全処長賞を受賞した。未来幸福大賞は、2017年からKUKINEWSが主催してきたイベントで、韓国の未来世代の幸福を図る社会的な活動を活性化するために貢献した企業と期間を選定して授賞する。当該イベントは韓国政府の行政安全部、保健福祉部、女性家族部、食品医薬品安全処などが後援している。
ニューロフェット社は、人工知能(AI)基盤の脳MRI分析ソリューション「ニューロフェット・アクア(Neurophet AQUA)」の開発企業。Neurophet AQUAは、様々なMRI画像の中で最も一般的に撮影されるT1強調画像とT2-FLAIR画像から発見されることがある神経退化性脳疾患と関連した情報に対する分析結果を提供する。
陽電子放射単層撮影法(PET)画像の定量分析ソフトウェア「ニューロフェット・スケールペット(Neurophet SCALE PET)」は、脳画像の視覚的・定量的分析ソリューション。当該製品は、正確かつ効果的な脳画像分析結果を提供するためにPET画像から解剖学的構造を考慮して、脳の領域別の放射性トレーサー蓄積量の定量値を算出するように考案された。これにより、アルツハイマー病のバイオマーカーであるアミロイドβたんぱく質とタウたんぱく質の代謝を定量的に分析できる。
治療薬の効果と副作用をモニタリング出来るソフトウェア「ニューロフェット・アクアAD(Neurophet AQUA AD)」も開発した。当該ソフトウェアはアルツハイマー病の診断と抗アミロイド治療薬の処方適格性の評価、治療効果の判断、副作用のモニタリング及び重症度判断の統合的な管理のために創られたソリューション。センチロイドスケールによる治療薬の処方決定と治療効果の判断、治療剤の投与中に発生されることがある浮腫や出血などの副作用(ARIA)の検出・定量化による重症度の判断もサポートする。
ニューロフェット社の共同代表取締役のキム・ドンヒョン氏は授賞の感情として「ニューロフェットは脳疾患に対する治療設計と分析技術を開発し、患者さんの健康増進に寄与することを目標としている」とし、「これからも脳疾患で苦しんでいる患者さんのためにより努力していく」と述べた。
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ソース:韓国『KUKINEWS』www.kukinews.com/article/view/kuk202511190087