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YBRAIN社、神経精神医学会でMINDD STIMの産婦うつ病対象の臨床効果を発表

作成者: Team|Oct 23, 2025 4:37:20 AM

 

 

2025年10月20日

ソウル大学病院のチョ・ヒヨン教授、うつ病起因早産・低出生体重児の出産など産科的な予後との連関性を強調


メンタルヘルスプラットフォーム企業のYBRAIN社(代表取締役イ・ギウォン氏)は、10月17日慶州(キョンジュ)市で開催された2025年大韓神経精神医学会の秋期学術大会で、うつ病の電子薬「MINDD STIM」の周産期うつ病治療に対する有効性と安全性の臨床結果を発表した。

今回の発表は、MINDD STIMの周産期うつ病患者対象の臨床を主導しているソウル大学病院産婦人科のチョ・ヒヨン教授と、イルサンチャ病院精神健康医学科のキム・ミンギョン教授が共同で進めた。

精神健康学会で産婦人科の教授が臨床結果を発表したことは異例のことで、最近周産期うつ病が早産、低出生体重児の出産、帝王切開術の実施率増加など、産科的な予後に直接的な影響を与えるとの研究結果が続々と発表されたことによるもの。

「周産期の産婦の憂鬱情緒」を主題として発表したチョ・ヒヨン教授は、産前うつ病の妊産婦は早産のリスクが1.46倍、低出生体重児の出産リスクが1.90倍高く、産前・産後の憂鬱は子供の社会・情緒発達、認知発達、言語発達などに否定的な影響を与える、との臨床結果を紹介した。

チョ・ヒヨン教授は又、MINDD STIMを活用した周産期うつ病の臨床試験の中間結果も発表した。

この臨床は、韓国版ベックうつ病自己評価尺度(K-BDI-II)のスコアが18~28点の軽度~中等度の大うつ病性障害を持つ妊娠及び産後の女性100人を対象で進めていて、今回の中間結果は22人のデータを先に分析した。治療方法は、医師が処方したMINDD STIMを用いて患者たちが自宅で自ら治療する方式。 

臨床の中間結果、MINDD STIMにて4週間治療を受けた後の臨床参加者は、うつ病の評価指標K-BDI-II、うつ病の中等度指標MADRS、韓国版産後うつ病指標K-EPDS、不眠症指標ISI-Kの全てで有意味な改善を示した。

特に、K-BDI-IIとK-EPDSスコアでそれぞれ-6.5(p<0.0001)、-5.3(p<0.0001)の減少が観察され、MINDD STIMが産前・産後のうつ病の治療に効果的であることを示した。

チョ・ヒヨン教授は、「健康な出産のために産後うつ病自己評価票(EPDS)と うつ病スクリーニングツール(PHQ-9)など病院の標準化した選別検査による定期的なモニタリングと早期治療が重要」とし、「最近はMINDD STIMをはじめ、産婦人科チャットボット、モバイル認知行動療法などのデジタルヘルスケア基盤の治療法が薬物治療に準ずる効果を示していて、薬物治療を憚るひとや薬物治療自体が困難な産婦に対して治療の対案として使用できる」と述べた。

続いてイルサンチャ病院精神健康医学科のキム・ミンギョン教授は、軽度及び中等度の大うつ病性障害の治療剤として2020年実施したMINDD STIMの国内多機関在宅臨床結果を発表した。この臨床で6週間毎日30分ずつMINDD STIMを単独適用して治療した時、うつ症状の寛解率が62.8%で、従来の抗うつ薬の寛解率(約50%)より12.8%高い症状改善の効果を示した。

キム・ミンギョン教授は、「今回の臨床結果は在宅基盤MINDD STIM(tDCS)治療が、患者たちの実生活の環境でも安全で実用的な治療法であることを立証する重要なデータとして評価される」とし、「産婦の精神健康を単純の情緒の問題ではなく医療的な危険要因としてみて、積極的な治療に対する社会的な認識が必要」と強調した。

一方、MINDD STIMは2021年韓国食品医薬品安全処からの許認可後、新医療技術猶予技術として選定されて、韓国内では自由診療項目として処方されている。重大な副作用が報告されたことがなく、実際臨床環境での安全性と有効性が立証された。今まで韓国内の156カ所の病院に供給されて、累積処方件数は18万件を超えている。

 
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ソース:韓国『医学新聞』http://www.bosa.co.kr/news/articleView.html?idxno=2260246