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医療画像分析AI技術をリードする韓国...特許出願の成長率世界2位

作成者: Team|Oct 6, 2023 6:27:23 AM

 

2023年10月3日

 

<韓国大田NEWSIS提供>

3日韓国特許庁によると、人工知能(AI)を用いたグロバル医療画像分析技術の特許出願が最近10年間(2011~2020年)年平均54.7%増加した中、韓国が年平均67.1%増加し、世界で2番目に速く成長している。

医療画像分析人工知能(AI)は人工知能(AI)技術を用いて医療画像(Ⅹ線・超音波・CT・MRI等)データを分析して医師の診断を支援するソフトウェア及びハードウェアだ。

特許庁が世界5大特許庁(IP5)に出願された医療画像分析人工知能(AI)技術を分析した結果、2011年に58件に過ぎなかった出願件数が10年間年平均54.7%ずつ成長し、2020年には2946件に達した。

最近5年間(2016~2020年)年平均増加率は70.8%で、出願の増加が加速している。

出願人国籍別の分析では韓国国籍の出願増加速度は67.1%で、中国(86.8%)に次いで2位となった。

各国の国際特許出願件数は中国が3,477件(39.8%)と最も多くなっており、米国が1,733件(19.8%)、韓国が1,057件(12.1%)、日本が980件(11.2%)の順だった。

主な出願人としては Siemens Healthineersが最多出願人となっており、2位は Philips Healthcare(2.6%・229件)、3位はCanon Medical Systems(2.1%・185件)等が後に続いていた。

韓国の出願人としてはサムスン電子(1.0%・87件)が11位、Deep Bio(0.5%・48件)が20位、延世大学(0.5%・44件)が24位、蔚山大学とLunitが各36件で35位となっていた。

また、韓国はHeuron、JLK、VUNO、DEEPNOID、Waycen、Hutom等の企業も活発に出願しており、世界100位以内には16社の韓国の出願人が入っていた。このうち8つの会社は中小企業だった。

この分野では企業間の競争状態を測るものである「ハーフィンダール・ハーシュマン指数」が2011年には458だったが、2020年後には46まで低下した。これは完全に自由競争に近いと分析された。また、人工知能(AI)を用いた医療画像分析技術に対する関心が高まることによって市場への他社の参加が増えたとみられる。

ハーフィンダール・ハーシュマン指数はある業界の市場における企業間の競争状態を測るもので、市場占有の度合いを表す指数で、高いほどその市場が独占されている状態であると判断され、市場進入が難しい。

チョン・ボムジェ特許庁人工知能(AI)ビックデータ審査課長は「今回の分析を通じて医療画像人工知能(AI)技術の特許ハドルが高くないことが分かり、韓国の中小企業にとっては良いチャンスだ」とし、「韓国の企業が効果的に技術開発戦略を立てるように、特許分析資料を適時に公開する予定だ」と述べた。


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ソース:韓国『newsis』 https://mobile.newsis.com/view.html?ar_id=NISX20230927_0002467173