News

Neurophet社、アルツハイマー病治療薬の処方モニタリングに関する新たな脳画像分析技術を発表

作成者: Team|Oct 31, 2023 2:25:36 AM

 

2023年10月27日

 

<写真提供=Neurophet社

脳疾患画像人工知能(AI)ソリューション専門企業Neurophetが米国ボストンで開かれたCTAD(アルツハイマー病臨床試験会議)に参加し、アルツハイマー病治療薬に関する脳画像研究成果を発表したと27日明らかにした。

Neurophet社は今回の学会でアルツハイマー病治療薬の処方及び予後管理に必要な脳MRI分析に関するポスターを発表した。

最近注目されているアルツハイマー病治療薬は脳に蓄積されるタンパク質「アミロイドβ」を除去する新薬で、抗Aβ抗体治療薬の副作用である脳出血・脳浮腫等のARIA(Amyloid-Related Imaging Abnormalities)と一緒に脳萎縮を起こす問題があった。アルツハイマー病治療薬の処方の時、副作用と脳の容積変化を確認するためには、定期的にMRI撮影をしなければならないが、これによる患者の時間と医療費が高くなると予想される。

近いうちに国内発売を控えている抗Aβ治療薬「レカネマブ」は処方ガイドラインに従って服薬期間中には少なくとも4~5回に渡って定期的にMRI撮影をしなければならない。治療薬服用期間中に副作用が発見された場合や定期検査中にARIAが発見され、治療計画を変更する場合にもMRIの追加撮影をしなければならない。

Neurophet社は高価の脳MRIを複数に渡って撮影しなければならないという問題を解決するために新たな脳画像分析技術を用いて研究を行った。従来の脳萎縮など脳の容積変化を分析するために脳の組織を精密に分けられるT1 MRIを活用した。T1 MRIは3Dで撮影するため、患者にとっては検査にかかる長い時間と高い費用は負担だった。

だが、Neurophet社が今回開発した脳画像分析モデルを使うとT2-FLAIR MRIだけでもアルツハイマー病に関する主な脳領域に対する容積分析が可能となり、T1 MRIに近い水準の容積分析値を得られることが可能であることを確認した。 T2-FLAIR MRIはT1 MRIより撮影時間が短く、費用が安いため、今後アルツハイマー病治療薬の処方の時、患者の負担を軽減するとみられる。この研究はNeurophet社 の脳神経変性画像分析ソフトウェア「Neurophet AQUA」と脳の容積分析によく使われるソフトウェア「FreeSurfer」との比較を通じて行われた。

Neurophet社のビン・ジュンギル代表は「CTADでアルツハイマー病治療薬の処方モニタリングに関する新たな脳画像分析技術を発表し、現場の関係者からも大きな反響を得た」とし「今回のCTADではNeurophet社の脳画像分析技術に対するグルバル製薬会社や医療従事者の関心が高く、共同研究及び協業についても議論を行った」と強調した。

また、「Neurophet社は治療薬に関する脳画像分析研究の開発成果に基づいてレカネマブが国内市場に発売される時期に合わせてアルツハイマー病治療薬の専用トータルソリューションを発表する計画だ」と述べた。

一方、 今年CTAD(アルツハイマー病臨床試験会議)では米国食品医薬品局(Food & Drug Administration:FDA)が承認したレカネマブなどのアルツハイマー病治療剤に関する最近臨床結果や研究成果が発表された。



※本件についてお問い合わせ事項がございましら、当ホームページの「お申込み/お問い合わせ」又は下記の連絡先へご連絡お願い致します。

 
部署名:SEOIL E&M 企画マーケティンググループ
TEL :+82)2-6204-2033
E-mail : pl@seoilenm.com
ソース:韓国『edaily』 https://www.edaily.co.kr/news/read?newsId=01958166635777184&mediaCodeNo=257