2023年11月7日
脳疾患画像人工知能(AI)ソリューション・スタートアップ Neurophet社 が、脳画像分析技術力と今後の成長可能性が認められ、大規模の投資誘致に成功した。
Neurophet社は7日総額200億ウォン規模のシリーズC投資誘致に成功したと発表した。今回のファンディングには国内の機関投資家など10社以上が参加した。2016年創立以来、シーリズC投資まで Neurophet社 の累積投資金額は500憶ウォンになった。
Neurophet社は人工知能(AI)を基に脳画像分析を支援するアルツハイマー型認知症に関するトタルソリューションを来年発売する計画だ。
各グローバル製薬社が競って開発し、発売を控えているレカネマブやドナネマブなどアルツハイマー型治療薬は原因物質として知られているアミロイドβタンパク質を除去する抗アミロイド抗体治療薬だ。治療薬の処方前には大脳皮質内のアミロイドβ沈着の有無を、処方後にはアミロイドβ減少の有無を必ずPET検査を行わなければならない。
Neurophet社は画像専門医が長期間にわたって、手動分析してきたアミロイドPET画像分析を自動化するソリューションを開発し、商用化に向けた取り組みを進めてきた。PET自動画像分析ソフトウェア「Neurophet SCALE PET」は、PETとMRIの画像を重ね合わせることで、ベータタンパク質やタウタンパク質などアルツハイマー病のバイオマーカーを超高速で分析するソフトウェアだ。
一方、抗Aβ抗体治療薬の副作用である脳出血・脳浮腫等のARIA(Amyloid-Related Imaging Abnormalities)と一緒に脳萎縮を起こす問題があった。 Neurophet社はARIAを対象とし、モニタリングや分析を行う血管性神経病理自動定量化分野の独自技術を保有している。ARIA分析技術を含むアルツハイマー病の治療薬のトータルソリューションを治療薬の発売に合わせて来年発売する計画だ。
Neurophet社のビン・ジュンギル代表は「誘致に成功した大規模の資金を活用して積極的に営業活動を展開し、売上増加のため、最善を尽くす」とし「現在上場主管社であるミレアセット証券とコスダック市場技術特例上場のため、手続きや実務作業を行っており、 来年には上場(IPO)できるように準備を進めている」と述べた。
※本件についてお問い合わせ事項がございましら、当ホームページの「お申込み/お問い合わせ」又は下記の連絡先へご連絡お願い致します。