2026年1月23日
ドイツ政府、低線量CT基盤の肺がん早期検診を診療報酬対象に
現地でのレファレンス蓄積により読影物量を大挙確保可能
長い期間ドイツで肺がん検診インフラを構築してきたCoreline Soft社としては、年間数十万件以上の安定的な読影物量を狙うことが出来る。低線量CT基盤検査が制度化されたら、AI診断ソフトウェアに対する需要もともに増加するため。
現地の最上位医療機関の60%がCoreline Soft社の製品を使用中
業界からの情報では、ドイツ連邦合同委員会(G-BA)は低線量CT(LDCT)基盤の肺がん早期検診を、今年4月から法定健康保険の診療報酬対象で施行する予定。
これは、Coreline Soft社としては非常に強材料に働く話である。同社は2021年からドイツの肺がん検診パイロットプログラムである「ハンセ(HANSE)プロジェクト」に参与して、現地での胸部CT検診のレファレンスを蓄積してきたため。
これを通じてCoreline Soft社は自社の医療AIソリューション「AVIEW LCS」のドイツ内での臨床有用性を立証したことがある。又、HANSEプロジェクト参加のお陰で全世界でのAVIEW LCSの累積読影量は2025年基準250万件を超えた。
AVIEW LCSは胸部CTを基に、肺がんになる可能性がある微細結節まで自動で検出・分析して医師の際終身d難を補助するソフトウェア。
Coreline Soft社の関係者は「(HANSEプロジェクトなどを通じて)当社のAI基盤肺がん検診ソリューションは、ドイツ内の最上位の医療機関10カ所中60%が導入・運営している」とし「これは単一病院単位の示範適用を越えて、ドイツの肺がん検診体系の中核医療機関で実使用の段階に進入したことを意味する」と述べた。
又、「特に当該機関は地域検診の中心で、今後国家単位プログラムの拡散の際に基準点の役割を遂行する病院であるため、初期の導入経験が今後の標準採択の可能性とも直結されることからその意味が大きい」と付け加えた。
国家の肺がんCT検診環境でAIに対する需要が高まっている
中核医療機関での実使用段階への進入は、やがて診療報酬対象選定による受益まで繋がれる。低線量CT基盤の国家肺がん検診環境では、必ず医療AIソリューションの使用が伴われる。
低線量CTだとしても肺の断面を撮影するため、受検者1人当たり約300枚のCT写真が生成されるため。
数年間訓練した放射線科の専門医だとしても1日に読影できる胸部CT受検者は多くても3~4人程度である。
それがAVIEW LCSのような医療AIソリューションが大きく効果を発揮する地点。胸部CT画像から4~30㎜の肺結節などをAIが自動で検出するため、医療スタッフとしては読影業務の負担を大幅に減らすことが出来る。
関連研究結果によると、専門医が医療AIソリューションを用いてCT画像を読影する際にかかる時間は最大42%短縮される。
ドイツもまた放射線科の専門医の数が多くないため、診療報酬選定の時点からは関連ソリューションについて相当の需要が出ると見込まれる。
ドイツ内の胸部医療AIソリューションの市場ではCoreline Soft社が先頭の位置づけを確保しているため、本格的な売上拡大が可能、との意味。ここに製品競争力も競合他社に比べて並外れていることも有利なポイントとして挙げられる。
競合としては米国のDeepHealth社や、ドイツのMeVis Medical Solutions社などがあるが、これらの会社の胸部CT画像AI製品群はすべて肺結節の検出のみが可能。
その反面、Coreline Soft社はAVIEW LCS Plusにより、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や冠動脈石灰化(CAC)まで自動で検出・分析が出来るように診断領域を拡張した。
また、去年は検診運営統合プラットフォーム「AVIEW HUB」を発売して、AIが画像を分析することを越えてワークフロー管理、品質管理、読影クロスチェックを纏めた統合ソリューションを提供している。
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